[GOT7と韓国語2日目]強めの主張の表現<~말이야(말이에요)!>

こんにちは、GOT7に絡めた韓国語の表現の学習2日目です。
前回に引き続き、語尾の表現をひとつ紹介します。


【GOT7と韓国語2日目 強めの主張の表現 <~말이야(말이에요)>】

“~だってば(ですってば)!”といった相手に強く主張する表現は、韓国語では語尾に<~말이야(말이에요)>をつけます。<~マリヤ(マリエヨ)!>と読みます。強く主張したいときには、はっきり言うのがコツです。

韓国人はかなり強く言う場合が多いように感じます。喧嘩のときなど。 (ソース : 韓国ドラマ数十本)

ただ”어제 말이야(昨日のことなんだけど)..”などの話し始めや、”무슨 말이에요?(何のお話でしょうか?)”と言ったときにも使うので、必ずしも強い主張だけではありません。

まず、この<말이야(말이에요)>を分解してみると、

(言葉、話) + 이야/이에요(だよ/です)

の2つに分けることができます。

 

これを踏まえて、<~말이야(말이에요)!>の直前につくものは大きく分けて4つの形があります。

1. 名詞
2. 用言の連体形
3.  その他の名詞<말>につく形

例文と解説

1. [名詞]

HEY 너말야 조심해 !
(アルバム『Flight log : Turbulence』内の収録曲『HEY』より。0:50前後、他多数)
HEY お前のことだよ、気をつけろ!

お前、きみ
말야 こと/話
だってば
말이야の
短縮形
조심해 用心する
気をつける
조심하다
のヘヨ体
(命令)

ここでは名詞<너>に直接<말야(말이야)>をつけています。簡単ですね。

2-1. [動詞の連体形]

이건 네게 하는 말이야.
(アルバム『Flight log : Turbulence』内の収録曲『아파』より。3:54前後)
これは君にしてる話なんだよ。

이건 これは 이것은の省略形
お前、きみ
~に、~へ
하는 する、している 하다の連体形
말이야 こと/話だってば

ここでは<말(話)>を修飾するのが<하다(する)>という動詞なので、<하다(する)>の連体形<하는>をつけています。さて、1.で出てきた<너>と、2.での<네>は同じ意味(お前、きみ)ですが、形が違います。後日詳しく解説しますので、今回は[使い方によって変わる]とだけ覚えておいてください。

2-2. [形容詞の連体形]

영재는 무서운 말이야 !
ヨンジェは怖いんだってば!

영재  ヨンジェ
무서운 怖い 무섭다の
連体形
말이야  こと/話だってば

ここでは<말(話)>を修飾するのが<무섭다(怖い)>という形容詞なので、<무섭다(怖い)>の連体形<무서운>をつけています。

3-1. [その他]

널리고 널린게 여자란 말야.
(アルバム『Flight log : Departure』内の収録曲『Beggin on my knees』より。1:35前後)
どこにでもいるのが女だってば。

널리 散らばり 널리다の
語幹
~て
널린 散らばって
いる
널리다の
連体形
~のが
여자 女、女性
~란 ~という 直前は名詞
말야 こと/話
だってば
말이야の
短縮形

直訳すると”散らばりに散らばっているのが女ってことだよ”となります。今回は名詞<여자(女)>に、<~란(~という)>をつけて、<말(話)>につなげています。
<~란(~という)>ですが、2014年に発売されたアルバム『Identify』に収録されている曲『너란 Girl(君というGirl)』の曲名にまさに使われていますね。

3-2. [その他]

행운이었단 걸 말야.
(アルバム『Mad winter edition』内の収録曲『매일』より。1:10前後)
幸運だったということなんだよ。

행운이  幸運だ 행운이다
の語幹
었단 たという
(過去)
었다는の略
こと という 것을の略
말야  こと/話
だってば
말이야の略

直訳すると、”幸運だったことだという話なんだってば”となりますが、くどいので少しすっきり訳しました。<이다>は、<하다>と似たような感じで、状態を表す語幹について動詞を作ります。今回は<행운(幸運)>にくっついて、”幸運だ”と意味する使い方をしています。

今回の<말이야>の使い方は以上です。


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