2015年12月発売の韓国雑誌『CeCi』2016年1月号に掲載された、GOT7のJBとジニョンの記事の日本語訳です。
これが本当のドラマなら、ハッピーエンドでもそうでなくても、終りがあるから構わないけど、僕たちはエンディングがないドラマじゃないですか。好きなことをしながら幸せになるために、絶えず努力しなければならないと思います。
何をして過ごしていましたか? 〈니가 하면(If you do)〉のアルバム活動と海外活動を同時にしたため、非常に忙しかったでしょう。
JB ‘니가 하면(If you do)’の活動を終えたあと、海外のファンミーティングツアーをしました。空いた時間に頑張って曲を書いたり練習をしたり、忙しく過ごしました。
今年も休む暇なく走り続けましたが、今年の年末の授賞式後は休暇をもらえるんでしょうか?
Junior(ジニョン) そこは自由ですね。提案をすれば快く快諾してくれる会社なので、ちょっと欲ばってスケジュールを入れてもいいし、少し休みたければ休むこともできます。しかし今はGOT7が一生懸命走らなければならない時期だと思うので、もっと仕事がしたいです。休みたくありません。(笑)
今回’니가 하면(If you do)’は個人的にGOT7にとってターニングポイントになった曲のように思うのですが、どのようにお考えですか?
Junior(ジニョン) ターニングポイントというよりは、GOT7にはこんなスタイルもあるんだということをお見せする一つの挑戦でした。同じ種類のコンサートだけでずっと行くにはGOT7全員の色が違いすぎます。なので、きっと’니가 하면(If you do)’以外にも、これから多様なコンサートをたくさん挑戦できるグループになれるんじゃないかと思います。
デビュー以来初めて音楽放送で1位をとりました。これまでの努力が認められた気分ではないでしょうか?
JB ファンの方々が僕たちと一緒に努力してくれたことを、より大きく感じられるきっかけでした。認められるためにしている仕事ではないですが、これからももっと一生懸命走っていこうという原動力にはなりますね。批判を受けたときも賞賛を受けたときも、もっと頑張ろうと思えるんです。
JBさんはGOT7のリーダーでチームの中心になっていますが、この2年間を自分自身で点数をつけるなら?
JB うーん、上手くできたとは思えません。(笑) リーダーとして権威的でもないし、かと言って率先垂範なこともなかった気がします。(笑) 何か困ったことが起きたら、そのメンバー同士がお互いに話をして修復していく雰囲気だからです。
Junior(ジニョン)さんが隣で見た感じはいかかですか。
Junior(ジニョン) 実際リーダーという役職は華やかさよりも黙々といなければいけないため、自分が評価することではないですが、とても良くやってくれたと思います。
JJ PROJECT時代から一緒にいますが、お互いに一番力になってくれていると思うときはいつですか?
JB 真剣に悩みを相談しなければならないときでしょうか。単にテーマが個人的に悩んでいることというより、これからGOT7が進むべき方向や進路についてはよく話をします。とても力になってくれます。
Junior(ジニョン) あれこれ複雑に考えているときです。JJ PROJECTのときからそうでした。決めこんで悩み相談をするわけではないんですが、話をして自然に出てきます。そうすると少し整理されます。
JB 「俺たち今から悩みを相談しよう」と言うわけではなく、話をしてみると相談になるんです。
お互いに本当に似ていると感じる部分はどこですか?
Junior(ジニョン) まじめな性格?
JB はい、そうですね。(笑)
Junior(ジニョン) 昔僕は落ち着きがない方だったんですが、今は落ち着いているじゃないですか。集中しなければならないとき、集中力が途切れないようにヒョンが横で雰囲気を合わせてくれます。
そして気づけば両方とも本当に大人しい方になりましたね。私がこれまで見たアイドルの中でも一番に。(笑)
JB なので少し軽くするようにしました。二人とも。特にインタビューが重くなりそうになると、’軽く軽く!’とお互いに言い合います。(笑)
生真面目な性格が長所になることもあるでしょう。その他に最近一番悩んでいることは何ですか?
Junior(ジニョン) 今年の冬の寒さをどうやって乗り越えたらいいかという悩み?
JB 軽くとは言ったけどあまりに軽すぎるよ。(笑)
Junior(ジニョン) 僕は寒いのが本当に苦手なんです。軽すぎましたかね?
JB 僕の場合は’どうすれば本物になれるか’です。
Junior(ジニョン) 重すぎるんじゃないの?
JB グループとしてもメンバーごとにしても、それぞれの色があるじゃないですか。GOT7の色を、そしてその中でJBの色をどうしたら出せるか、GOT7が表現する色を皆さんにどうすれば映せるか、トレンドを追ってただカッコよくなろうとするよりは’真実の’GOT7になりたいと悩んでいます。
男同士でいると喧嘩もするでしょう? どうやって仲直りしますか?
JB 殴り合いの喧嘩とは感じが違います。対話で解決します。対話はほとんど論争レベルではありますが。(笑)
Junior(ジニョン) メンバーたちと100分討論会をよく開きます。
JB もし何かに対して喧嘩になったのなら、その議題をみんなで一緒に集まって話します。
Junior(ジニョン) もし僕とJBヒョンが喧嘩をすれば、ジェクスンが’俺はJBヒョンのいうことが正しいと思う’、また違うメンバーは’僕はジニョンヒョンが正しいと思う’というように、意見を調整するということです。是非を明らかにするというより、こういう点を補えれば良く、こういう点はお互いに理解しあえればいいだろう、というやり方で肯定的に結論を出します。(笑)
以前のインタビューを読んでみたんですが、お二人ともひとりで何かをするのがお好きなんですよね? いつも周りに人がたくさんいるところにいるからでしょうか?
JB 人がたくさんいて、その中でひとりで何かをするのが好きです。僕はもともと猫みたいな性格なので、僕に対して関心を持たれなくてもいいタイプだからです。休暇中一度山のふもとのようなところに一人で行ってみたんですが、人が居なくてもの静かなところだったので、なんだか退屈で居られなかったです。
Junior(ジニョン) 僕は反対ですね。ひとりで思索するのも好きですし、本を読んだり、映画もよく見ます。昨日は『シークレット・サンシャイン』という映画を観ました。
そうですよね。以前のインタビューで本と映画に対する話がたくさん出てきました。
Junior(ジニョン) アナログ的なものがだんだん好きになってきました。
JB 弘大前のカフェにひとりで行って、ノートに歌を書きとめたり本を読んだりできたら本当に良いですね。
カフェに行ったら皆さん探すのでは?
JB 僕たちはまだそこまでのレベルではないです。
Junior(ジニョン) 単に弘大が遠いから、そうなんでしょう。大丈夫です。(笑)
またまた、謙虚すぎるんじゃないですか? もうデビューして2年ほど経っていますが、GOT7は今どのレベルまで来ていると思いますか?
JB 地下鉄に乗っていると打てば、ちょうどバスカードをピッとしている感じです。
Junior(ジニョン) T-moneyカードでしょ。バスカードはバスに乗れて、地下鉄は地下鉄のカード。(笑)
JB MAMA公演でBIGBANGのテヤン先輩がビハインドカットでこんな話をしていました。夢見ていたステージを、10年が経った今になって少しずつしている感じだと。僕の夢も大きいんですよ。なのでやっと今になって一歩踏み出した感じです。ジニョンの言葉通り’T-moneyカード’をちょうどピッとした感じ。(笑)
活動をしていて一番満たされていると感じるときはいつですか?
Junior(ジニョン) ものすごく集中して何かに夢中になっているときですね。何をしていたのかすら思い出せないとき、カタルシスを感じます。
JB 僕は曲を書いているときですね。他のことではそれほどの集中力は出てこないようです。
そういった感情がお二人の原動力になっているのでしょうか?
Junior(ジニョン) もちろんです。好きなことに集中できないと思った瞬間、全てのことをオールストップしなければなりませんよね。
近づきたいと思うロールモデルはいますか?
Junior(ジニョン) 僕は父です。今父のことをよくよく考えてみましたが、父は僕が大変だと思っていることの何十倍も苦労していると思います。こういったことをどうやって家族に見せずに耐えるのだろうか、僕みたいな言うことを聞かない子どもをどうやって22年間見守ったのだろうか、知りたいです。
問題を起こすことなくまっすぐ大きくなったイメージでしたが?
Junior(ジニョン) 表面上はそうでした。(笑) 父のことがいつも素晴らしく感じるんです。僕も父のような人になりたいです。将来自分の息子たちに対してもスーパーマンみたいなお父さんになります。
JB 昔は誰かに近づきたいと思う気持ちが非常に多くあったんですが、いまは一人だけに決めるのは難しいです。会って影響を受けた方々もたくさんいますが、それぞれ別の良いところをもっているので。
もう一年が過ぎました。この2015年はどんな年でしたか?
JB GOT7としてステージに立てる機会がたくさんありました。個人的には、歌も作曲もたくさんできた成長の年でもありました。
では2016年はGOT7にとってどのような年にしたいですか?
Junior(ジニョン) もっと多様な挑戦ができたら嬉しいです。いつもチームで集まって、来年にはこんなことをしてみたら良さそうだ、個人的にはこんなことをできたら嬉しいなど会議をしているんですよ。計画したことを開始してぶつかってみる、挑戦の年になったらいいなと思います。例えばGOT7が直接アルバムを作ったり、それぞれ自分の力を伸ばして個人的な活動をすれば、チームがもっと発展することが出来るのではと。
JB 僕は軽くやることにしたので、楽に行こうと思います。温かい一年になったら嬉しいです。2016年、健康で良い一年に。ファイトがあふれる年にしたいです!(笑)
最後にお互いに一言ずつ言うなら?
Junior(ジニョン) 僕たち新年は本当に軽く行こう!(笑)
JB 同じですね。少し楽にやってみよう。軽すぎる必要はないけれど機転の利いた人になれたらいいね。
Junior(ジニョン) 特に誰かを指してるわけではないんですが、僕たちが憧れている格好良いアーティストを見たとき、どの人も楽天的な面がある感じがしたんですよね。
楽天的な人は面白く、奇抜な考えを持っていますよね。
JB 実際僕は楽天的な人間なんですが、インタビューの時にはなぜか真面目になり過ぎてしまうんですよね。
Junior(ジニョン) インタビューは一種の’記録’なので、そうなるんでしょうね。(笑)
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